臨終から通夜、葬儀、出棺、葬送、火葬、収骨まで・・・・・
故人を寝かせ安置します。薄い掛け布団をかけて顔は白い布をかけます。
故人に最後の水を飲ませてあげます。実際は故人の唇を水で湿らす程度で新しい割り箸の先にガーゼか脱脂綿をつけて白い糸で結わえ、水に浸して軽く故人の唇に触れます。
ぬるま湯を用意して、手ぬぐいを絞って故人の全身を拭いてあげます。男性はひげをそり女性は薄く化粧をします。
経帷子(きょうかたびら)を着せ、三角の白い頭巾を額につけ、六文銭や米を入れた頭陀袋をつけて手甲(てっこう)、脚絆(きゃはん)をつけ、足袋と草履を履かせ、杖を傍らに置きます。両手を合わせて念珠をかけてあげます。
傍らに枕飾りをします。枕飾りは低めの小さな机の上に白い布を敷き、仏花、灯明(ロウソク)、香炉、枕団子(六個)をおきます。ロウソクと線香は絶やさないよう注意します。故人愛用の茶碗に飯を盛り、愛用の箸を垂直に立てます。
棺に故人を納め、棺掛をかけて通夜を待ちます。
葬儀場にて導師僧侶の控室にて故人の戒名授与を喪主へ告げます。本来は、夜を徹して故人を偲び霊を慰める法要です。夜六時頃より始まり約四十五分間執行致します。
通夜式を終えて、導師僧侶は立江寺へ戻ります。
翌日、導師僧侶は再び葬儀場へ出仕致します。故人を成仏へと導く儀礼です。参列者着座、導師入堂し着座、読経作法、焼香、読経終了し導師退堂となります。繰り上げ初七日は、葬儀の後半に組み込まれる場合が多いです。約四十五分間執行致します。
葬儀の後、棺の蓋を取り最後の対面として遺族より棺の中に別れ花を入れていきます。蓋を閉じ、喪主が挨拶致します。
棺を霊柩車にお乗せします。喪主は位牌を、また次席の遺族は遺影を持ち火葬場へ向かいます。
火葬場にて棺が炉の中に安置され、扉が閉められます。火葬の間、待合所にて待ちます。
二人一組で箸で骨あげをします。遺骨を骨壺に納め終えましたら、埋葬(火葬)許可証と白木の箱に入れます。
帰宅されたら遺骨を精霊棚に安置し、四十九日忌(満中陰忌)まで御手を合わせお過ごし頂きます。
〒240-0026
横浜市保土ヶ谷区権太坂3-20-21
TEL.045-713-5029