●臨終から葬儀、火葬まで
@臨終→A死亡確認→B搬送して安置→C末期の水→D湯灌(遺体のお清め)→E死装束を着せる→F枕飾り→G納棺→
H戒名授与、通夜→I葬儀→J告別式(別れ花、喪主挨拶)→K出棺(霊柩車にて火葬場へ搬送)→L炉前焼香→M火葬→N骨あげ→
O自宅にて遺骨安置
※赤字HからNまでが導師僧侶が執行、同行。御希望によりLまでもございます。
◇搬送して安置(自宅の場合)
家族の者が先に自宅の部屋を掃除し、敷き布団をひいておきます。用意した敷き布団の上に寝かせ、薄い掛け布団をかけて顔は白い布をかけます。頭はなるべく北へ向けます。
◇末期(まつご)の水
臨終を告げられ死亡確認が行われたら、立ち会った家族親戚は知人は故人に最後の水を飲ませてあげます。実際は故人の唇を水で濡らす程度で、新しい割り箸の先にガーゼか脱脂綿をつけて白い糸で結わえ、水に浸して軽く故人の唇に触れます。
◇湯灌ゆかん(遺体のお清め)
ぬるま湯を用意して、手ぬぐいを絞って全身を拭いてあげます。男性はひげをそり、女性は薄く化粧をします。
◇死装束を着せる
経帷子(きょうかたびら)を着せ、三角の白い頭巾を額につけ、六文銭を入れた頭陀袋を首にかけ、手甲(てっこう)、脚絆(きゃはん)をつけ、白足袋と草履を履かせ、杖をかたわらにおきます。両手を合わせて念珠をかけてあげます。
◇枕飾り
傍らに枕飾りをします。枕飾りは低めの小さな机の上に白い布を敷き、お花、灯明(ろうそく)、一膳飯、枕団子、水、香炉、線香、鈴(りん)をおきます。
ろうそくと線香は絶やさないように注意します。故人愛用の食器を使って水や御飯を備えます。ご飯は山の飯として、故人が使っていた箸を一膳垂直に立てます。
枕団子は六個作ります。
◇納 棺
棺に遺体を納めます。蓋は釘を打たずに棺掛(かんがけ)をかけて、通夜を待ちます。
◇戒名授与、通夜 [僧侶執行]
導師は、控室にて故人への戒名授与を喪主、遺族へ告げます。本来、夜を徹して故人を偲び、霊を慰める法要のことです。
通夜式の読経は、六時位から始まり、約四十五分で終えます。
◇葬 儀 [僧侶執行]
翌日、故人を成仏へ導く法要です。参列者着座、導師入堂し着座、読経作法、焼香、読経終了、導師退堂となります。
繰り上げ初七日は、葬儀の後半に組み込まれて執行される場合と骨あげ後に葬儀場に戻り、執り行われる場合があります。約四十五分で終えます。
◇告別式(別れ花と喪主挨拶) [僧侶同行]
葬儀が終わると蓋を取り遺族により最後の対面をします。参列者が花を棺に入れていきます。棺の蓋をして喪主が挨拶をします。
◇出 棺(霊柩車にて火葬場へ搬送) [僧侶同行]
棺を葬儀場から霊柩車に乗せます。喪主は位牌を胸に持ち、次席の遺族は遺影を持ちます。火葬場へ向かいます。
◇火 葬 [僧侶同行]
棺が炉の中に安置され、扉が閉められます。火葬の間、待合所にて待ちます。
◇骨あげ [僧侶読経]
骨あげは、二人一組で箸で行います。遺骨を骨壺に納め終わりましたら、骨壺は白木の箱に入り、自宅に戻ります。
埋葬(火葬)許可証は、木箱の中に保管します。
◇帰宅にて遺骨安置
自宅では遺骨を安置して、四十九日(満中陰)忌まで御手を合わせましょう。
導師、僧侶との日程調整と同行について
臨終予兆の段階または臨終後早めに、御連絡していただき、一日〜二日以内に来寺して下さい。
来寺されましたら、戒名授与の為、故人様のお人となりをお伺い致します。
また寺院の日程と葬儀場、火葬場の日程を調整して頂きながら、通夜葬儀の日時を決定していきます。
通夜当日は、60分〜90分前に葬儀場に導師僧侶が到着するように出仕致します。
通夜の後に僧侶は寺院に戻り、翌日60分前には葬儀場に再度参ります。
導師僧侶は、葬儀後に火葬場へ同行し骨あげの読経をし、火葬場の建物を出た時点までの同行となります。
御葬儀については、真言宗立江寺まで п@045-713-5029
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